Roland創業者、梯郁太郎氏死去

Posted by in 未分類, on 2017-04-08

最近でもピコ太郎の曲PPAPで使われているTR-808のスネアドラム、カウベルの音。
このような独創的でクールなサウンドを生み出したRolandの創業者が今月はじめにお亡くなりになりました。
MIDI、DTMが歴史になったと感じました。
私にとってもRolandの製品の存在はとても大きく、音楽の作曲、演奏だけにとどまらず、プログラミングスキルにもとても多大な影響を与えました。作曲はDTM音源SoundCanvasシリーズ(GSのシステムエクスクルーシブ制御が魅力)をPC-98のレコンポーサとRoland MIDI I/Fを使って、またこのI/FをC言語でプログラミングすることも多かったです。(リアルタイムアルゴリズミックコンポジションをOS/2上でやっていた)
年代的に、TB-303,TR-808,TR-909は実物ではなく、サンプル音源として愛用しました。
この303,808,909のすごいところは、これらで世界の新しい音楽ジャンルを作ったといえるからです。4分打ちのダンスミュージックがTR-909のバスドラムなしには語れません。
発売当時は、本物の音をアナログで近づけた結果、本物には届かなかった、という音なので、本物の代用としての価値はまありませんでしたが、それが後のアーティストによって新しい価値が見いだされたわけです。これは他のアナログシンセでもいえるのですが、ただドラムサウンドというのは、ジャンルを決定づける特徴があるので、その存在感は圧倒的でした。
当時は新しいシンセやドラムマシンが発売されるごとに、今まで聴いたことがない音、ということがありました。今はもうそのような経験はめったにありません。それだけ飽和してきたのでしょう。音源がデジタルなのかアナログなのかもあまり意識することもなくなり、そういう意味でもこの時代が「歴史になった」と感じます。
ちょっと力が入ってしまいましたが、それだけ思い入れがあるメーカーでした。

本当にいい製品をありがとうございました。